床面洗浄ワックス仕上げ

 

床というのは無意識のうちに「汚れていて当たり前」と思われています。 

「汚れていて当たり前」の床がきれいだと室内がきれいに感じるのです。

 

作業場として約25年間使用していたフロアを倉庫として使用するために床面の原状回復清掃を行いました。

ハンドリフトを使用する作業場でしたので床一面傷だらけです。 その傷の中に汚れが入り込み、かなり大変でした。 

しかし今回はタイルを張ってからワックスを塗布したことはなく、しかも何年もかけてタイルに汚れをこすり付けてきたようなものです。

普通に洗ったら落ちないので3度洗いです。1回ごとに洗い方を変えて。

1回目は表面のホコリなど洗い流しながら比較的新しい汚れを落とし、かつ古い汚れの表面を削るように軽く洗います。すると次に洗剤が浸透しやすくなります。

2回目は本洗いです。 時間をかけて汚れを丹念に落としていきます。この時の洗い方にも仕上がりが平らにきれいになるように資材の選択や洗うコツがあります。

3回目は仕上げ洗いです。 2回目に落としきれなかった汚れを周辺との差が出ないように落とします。約800㎡の現場を3日がかりでしたが総務部長に「えっ?こんなにきれいになったの!?」とおっしゃっていただきました。わたしたちとしては一番うれしいお言葉をいただきました。

 

どうでしょう?左の写真と右の写真を比べると室内が明るくなったように見えませんか?

正しい床の洗い方

 

「床を洗ってワックスを塗る」一見簡単そうで現にどこの業者もやっているように見えるその作業ですが必ずしも正しいやり方がされているとは限りません。

では「正しいやり方」とはなんでしょうか?

会社によりやり方は共通していることも多いのですがやはり異なっています。

当社での「正しいやり方」とは

①ヒールマークや他の汚れがちゃんと落ちている。

②隅や端がきれいになっている。

③前に塗ったワックスを活かしている(できるだけ傷めていない)。

④椅子を上げた机やテーブルの上および壁などを汚していない。

⑤場所によりワックスの塗る回数を変えている。

以上のような結果にするためにはやはり汚れを見て洗剤の濃度を調節し、周りを汚さないようにムラなく塗り汚れと床材に適したパッドを選択しポリッシャーを平らに正しくかけムラなく洗い隅や端はハンドパッドで手を入れきれいに洗い適正に絞ったモップできちんと拭き上げて拭き残さずワックスもどこに重点をおいて塗るかを考えということが必要になります。

 

 

パッドの種類

やわらかい赤パッド

写真のような「パッド」というものを使います。 これはタイル用ですがいろいろ種類がありまして、

やわらかい順に白、赤、青、緑、茶、黒と主に5種類あります(メーカーにより多少異なる場合があります)。 黒が一番硬くて、やわらかいタイルだと円状にポリッシャーをかけた傷がつきます。

本当はもっとたくさん多種多様なパッドがありますが当社では主に赤、青、緑を使用しています。

一番硬い黒は剥離の時以外ほとんど使いません。 

その中でも一番多く使っているのが赤(右下の写真)です。 これですとほとんどワックスを削らずに表面の汚れだけを落とすので前回塗布したワックスを活かせるのです。

青はそれより汚れているとき、緑はもっと汚れのひどい時に使います。

主に黒を使用しているところもあります。なぜかというとシャンピングポリッシャーというのを使い洗剤を出しながら洗っているからです。

洗剤を塗りながら洗うとなぜ黒を使うのかというと洗剤を塗ると同時に洗うので洗剤が汚れに浸透する時間がなく汚れ落ちが悪いから硬い黒パッドで削り洗うのです。 だから少々の汚れでも一番固い黒パッドを使いガリガリ洗うのです。当然ワックスも削られますし、硬いパッドで洗った割に汚れ落ちはそれほどよくありません。

ではなぜウチでは赤や青のパッドを使えるのかというとあらかじめ洗剤を塗るという一手間をかけているからです。

そしてその洗剤は汚れの程度に応じて濃度を調整し、室内の湿度により塗る量も調整ています。

予め洗剤を塗って時間を置くと汚れがふやけて落ちやすくなるのです。これは床に限りません。

汚れが相当ひどくても洗剤の濃度を調節することでかなり落ちやすくできるのです。 一回一回の洗いで汚れをちゃんと落とし、その上以前塗ったワックスをそれほど傷めずに汚れを落とせるのでツヤもよくなるのです。

 

洗剤の塗り方

画像の説明を入力してください

ちょっとした汚れや埃は洗剤を塗っておくだけでもきれいになります。

洗剤を塗るといってもただ塗れば良いわけではありません。 洗剤は隙間をあけると汚れ落ちに差が出てしまうので隙間なく、そして、季節やその日の天候により、塗る量を変えます。

乾燥してる日はポリッシャーで洗っている間に乾いてしまうので多めに、湿度の高い日は少なめに塗ります。

そして埃や汚れの溜まりやすい隅や端を確実に塗ります。 そういうところは見た目がきれいだからといって手を入れないでいると数か月後には埃や汚れが溜まって黒っぽくなってきます。

また汚れの程度によって洗剤の濃度を変えます。汚れのひどい時は濃く、少ない時は薄めにします。ですが汚れがひどいからと言ってただ濃くすると洗剤成分が残りやすくなります。洗剤成分が残っていると

ワックスのノリが悪くなります。きちんと拭き上げることが必要になります。

そんなこんなのひと手間を積み重ねていくと良い仕上がりになります。

 
隅への手入れ

ハンドパットで隅に手を入れます

床面は主にポリッシャーで洗いますがポリッシャーでは端や隅を洗浄しきれないことが多いです。

パッドをご覧いただければおわかりいただけますが丸くなっているので当然角も丸く洗うことになります。

見えないだけで汚れはついているのです。それを手を入れずにワックスを重ねていくと汚れを塗り固めていくことになるのです。気がついたら真っ黒です。

ですから隅や端はきれいだからこそ手を入れるのです。

きれいなうちなら一回サッとパットを通すだけできれいな状態を維持できるのです。一日の作業時間の中

30分も変わりません。

床面の剥離(原状回復)について

「剥離」というのは老化して変色したり、傷んだワックスを薬剤を使用して、溶かして剥がすことです。工程はなかなか手間がかかります。

1.剥離剤を塗布します。

剥離剤により分解されたワックスが白く溶けています。

ポリッシャーとハンドパットでワックスを剥がします。

溶けたワックスを剥がすためにポリッシャーをかけ、ポリッシャーが入らない端や隅はハンドパットでこすります。

床面から溶けて剥がれたワックス成分を取り除きます。

溶けたワックス成分がまた固まらないうちに、手早く回収します。

床面からワックスが完全に除去されたことを確認します。

ワックスが厚く塗布されていた場合、完全に剥離できずに残る場合があります。その時にはもう一度剥離剤を塗布して、ポリッシャーをかけます。

中和します。

剥離剤はアルカリ性が強いため酸性のリンス剤を散布してポリッシャーをかけて床面をすすぎ中和します。そして、中和剤を回収します。

※この工程が床材を傷めずに長持ちさせることになります。

剥離をしてワックス塗布前の床

ワックスが全部取れてまっさらの状態です。

ワックスを4回塗布

仕上がりです。

お電話でのご相談・お問合せ
03-3814-1046

受付時間:9:00〜18:00